オーダーメイド型

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オーダーメイド型

ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(ものづくり補助金) 17次締切より追加された、省力化枠のひとつ。

正しくは「省力化(オーダーメイド)枠」

事業の目的

中小企業・小規模事業者等が今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更(働き方改革や被用者保険の適用拡大、賃上げ、インボイス導入等)等に対応するため、中小企業・小規模事業者等が取り組む革新的な製品・サービスの開発、生産プロセス等の省力化を行い、生産性を向上させるための設備投資等を支援します。(引用:ものづくり補助金17次公募要領)

わかりやすく要約すると、中小企業や小規模事業者などが新しいルールに対応しながら、もっと効率よく仕事ができるように手助けするために、必要な機械や設備を買うお金を支援します。ということです。効率化を推し進めて、働き方改革や賃上げ、インボイスへの対応をできるように。という目的があげられています。

オーダーメイドってどういうこと?

デジタル技術等を活用した専用設備(オーダーメイド設備)とは、ICTやIoT、AI、ロボット、センサー等を活用し、単一もしくは複数の生産工程を自動化するために、外部のシステムインテグレータ(SIer)との連携などを通じて、事業者の個々の業務に応じて専用で設計された機械装置やシステム(ロボットシステム等)のことをいいます。デジタル技術等を活用せず、単に機械装置等を導入する事業については、本事業の対象とはなりません。(引用:ものづくり補助金17次公募要領)

簡単に言うと、デジタル技術を使って、会社の仕事に合わせた特別な機械やシステムを作ることです。ただの機械の導入は対象外です。

補助率・補助額・対象経費

※ 以下はものづくり補助金17次公募要領時のものを参照した。

補助金額

従業員数 補助金額
5人以下 100万円~750万円
6~20人 100万円~1,500万円
21~50人 100万円~3,000万円
51~99人 100万円~5,000万円
100人以上 100万円~8,000万円

補助率

区分 補助金額が1,500万円まで 1,500万円を超える部分
中小企業 1/2 1/3
小規模企業者・小規模事業者 2/3 1/3
再生事業者※ 2/3 1/3

対象経費

  • 機械装置・システム構築費
  • 技術導入費(上限額=補助対象経費総額(税抜き)の3分の1 )
  • 専門家経費(上限額=補助対象経費総額(税抜き)の2分の1 )
  • 運搬費
  • クラウドサービス利用費
  • 原材料費
  • 外注費(上限額=補助対象経費総額(税抜き)の2分の1)
  • 知的財産権等関連経費(上限額=補助対象経費総額(税抜き)の3分の1 )

17次募集および18次募集の採択結果

17次 省力化(オーダーメイド)枠 2024年5月20日 629 185 29.41%
合計 629 185 29.41%
18次 省力化(オーダーメイド)枠 2024年6月25日 599 204 34.06%
製品・サービス高付加価値化枠 5,015 1,827 36.43%
グローバル枠 163 39 23.93%
合計 5,777 2,070 35.83%

令和6年(2024年)5月20日に17次募集の採択結果が発表になり、採択率は3割に届かないという結果に。

採択者もほとんどが「製造業」の事業者とみられ、この補助金が目的とする支援について方向性が示された形になった。

令和6年(2024年)6月25日に18次募集の採択結果が公表され、ものづくり補助金全体でも採択率は35%程度になるなど、昔懐かしい補助金の難易度になってきている。

省力化枠については17次募集よりは採択者、採択率は上昇している傾向にある。

参考

ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金 公式ホームページ(https://portal.monodukuri-hojo.jp/index.html)※外部リンク

以下、PDFにリンクします。

ものづくり補助金17次公募要領

ものづくり補助金18次公募要領

※最新の情報や公募の詳細(締切済)は、上記リンクをご参照ください。

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