補助金、申請から振り込まれるまでの一般的な流れ

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補助金は申請してから採択されるまでの期間、そして採択されてから実際に振り込まれるまでは時間がかかります。

申請して、首尾よく採択されてもすぐに振り込まれるわけではなく、一定の期間と「実績報告」を経てから振り込まれます。

思わぬトラブルや勘違いのないように、一般的な流れを説明しようと思います。

1、公募要領公開~申請開始~申請締切

公募期間中に、公募要領を確認、加点項目の準備、事業計画書を作成し、添付書類を用意、オンラインで申請します。

この期間は一般的に2か月程度とされております。

2、審査期間

この期間は1カ月半から2か月程度のやきもき期間です。決まった採択日が事前に公開されているケースはIT導入補助金など稀で、基本的に〇月中旬などと言ったように目安の期間のみが公開されております。

3、採択発表

ドキドキの採択発表ですが、最近の傾向で多いのが、小規模事業者持続化補助金は15:00、ものづくり補助金は17:00、事業再構築補助金は18:00に発表が行われます。

採択発表はホームページで行われます。

4、交付申請~交付決定通知

ここで行う必要があるのは、事業計画書、見積書など必要書類を揃えて交付申請という手続きを行います。その後、早くて2週間程度、不備なくいけばそのくらいの期間で「交付決定通知」が届きます。この通知が届いてから事業がスタートします。(小規模事業者持続化補助金は交付申請を採択申請の際に行っていますので手続きは不要ですが、交付決定通知が届くまで待つ必要があります。)

5、事業期間

補助金ごとに、定められた期間内に、発注、据え付け、納品、請求、支払いを全て終わらせる必要があります。この際、支払いは自社の資金で行う必要があります。口座から引き落としなど請求からタイムラグが生じる場合、引落の日付は充分に気を付けましょう。

6、遂行状況報告

ものづくり補助金の場合、途中経過を報告する必要があります。「中間検査」とも呼ばれます。事業開始機関より3か月以降の日に書類提出、実地検査が行われます。

7、実績報告(完了検査)

補助事業終了後30日以内に、経費の支出についての証拠書類、そして実績報告書を作成し、事務局に提出します。その後、事務局で検査が行われ、不備なく順調でも1か月程度の期間がかかります。とはいえ、この完了検査、特に遂行状況報告が行われることが少ない事業再構築補助金では実に多くのトラブルが頻発し、時間がある程度かかるとみておくと良いでしょう。。

8、補助金の交付

完了報告、確定検査が終わり、1か月程度で、指定の口座に確定した補助金が支払われます。

このように、申請準備から起算して、1年以上、採択発表か最短でも10か月程度の期間がかかります。

特に、支払われるまでの経費支出には気を付けましょう。設備投資だけでなく運転資金もその間、当然にかかりますし、また、補助金は「税金」がかかります。

ある程度、補助金支払いまでの「つなぎ資金」の目途をたて、計画的に補助事業を遂行してゆきましょう!

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