事業計画名(30文字)、事業計画書の概要(100文字)の書き方。注意点。

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事業計画名(30文字)と事業計画書の概要(100文字)とは

補助金において、審査には「事業計画」または「事業計画書」を提出する必要があります。

事業計画名とは文字通り30文字以内または30文字程度で、補助事業で行う事業の名前、いわゆる「タイトル」を記載し、事業計画書の概要とは、補助事業で行う事業の概要を簡潔に100文字以内または100文字程度で説明する文章のことを指します。

「以内」か「程度」に注意

だいたい文字数の指定は30文字と100文字になっていますが、「30文字程度」なのか「30文字以内」かには注意が必要です。

補助金名 事業計画名の文字数 事業計画書の概要の文字数
事業再構築補助金 30字程度 100字程度
ものづくり補助金 30字以内 100字以内
事業承継・引継ぎ補助金 30字以内 100字以内
小規模事業者持続化補助金 30字程度 100字程度

「程度」と「以内」には以下の違いがあります:

程度

  • 意味: 目安としてその文字数を基準にすること。
  • 柔軟性: 多少の文字数オーバーや不足は許容されることが多い。
  • : 「30字程度」という場合、30字を基準にしつつ、28字や32字でも大きな問題とはされない。

以内

  • 意味: その文字数を超えないようにすること。
  • 厳格性: 指定された文字数を超えることは許されず、正確に守る必要があります。
  • : 「30字以内」という場合、31字以上は不可で、0〜30字の範囲内に収める必要があります。

記載漏れや不備があると「審査対象外」になるケースもある。

せっかく気合の入った事業計画を立案しても、この事業計画名と概要の記載漏れがあると、審査対象外となり申請不備で不採択となってしまうケースもあります。

テストで名前を書き忘れて0点といったことですね。

特に、事業計画名はその後の実績報告や事業化状況報告でも使いますので、ちょっと真剣には考えたいところです。

事業計画名(30文字)を記載する際のコツ

基本的にこの事業計画名は公表されることが多いので、「採択一覧」などで他社の事業計画名を参考にしてみるのも良いですが、当然、自社と他社では事業計画が異なりますし、パクリもよくありません。

そこでこの30文字を記載するときに気を付けることを簡単にまとめます。

1,明確に設定されたテーマを表現する。

事業計画の目的と手法、効果を「テーマ」として表現します。キーワードを抜き出して重要な文言で構成するのも良いかと思います。

具体例

生産性向上と省力化を目的とした革新的自動化技術導入事業(27文字)

2、具体的な成果の提示

期待される効果や成果を具体的にタイトルにしてしまおうとおう表現です。読み手にはインパクトが残る手法です。

具体例

生産量30%増加とコスト10%ダウンを実現する新技術導入事業(30文字)

3,文章の最後は「事業」で終わる

補助事業ですので、今回の申請する内容は「事業計画」であるということの強調です。

4,受動態は避け、能動態で記載する。

受動態だとどうしてもフワッとしがちですし、あと文章が長くなりがちです。ですので、しっかりと能動態で記載しましょう。

良くない例

新技術によって生産効率が向上される予定のシステムが導入される(30文字)

行動の主体が不明確ですし、何が行われるのかわかりにくいですね。

これを直すとするならば、

新技術を用いたシステム導入を行う生産効率効率向上事業(26文字)

シンプルにしてしまったほうが事業計画名としては適切でしょうね。

事業計画(書)の概要(100文字)を書く時のコツ、ポイント

この100文字は事業再構築補助金なんかでは採択者一覧で公開されます。ここをコピペしている疑惑が出たのが件の「フルーツサンド事件」ですね。

ですので、ここも審査対象になると考え、読み手の事を考えつつ、営業上の秘密には触れないような記載が必要です。

1,5W1Hを意識する

  • Who: 誰が(事業主体)
  • What: 何を(事業内容)
  • Where: どこで(事業場所)
  • When: いつ(実施期間)
  • Why: なぜ(目的)
  • How: どうやって(手法)

基本的に上記を意識して、できるだけ「あらすじ」としてまとまっていることが重要です。無駄な修飾語を省いてシンプルでわかりやすくするためにも上記を意識することが重要だったりします。

良くない例

当社は、新技術を用いた製品を開発し、国内市場でのシェアを拡大することを目指しています。本事業は、東京都内の自社工場で行い、来年の初めから開始し、1年間かけて実施します。目標は売上を20%増加させることです。(103文字)

情報が散漫になっていて、冗長な表現になっています。少し修正するならば

当社は課題となっていた人手不足に対応するため、新技術を用いた設備を東京都内工場に導入し、生産量の30%向上および省力化による業務効率化を実現させ、国内市場シェアを20%拡大することを目指します。(96文字)

こんな感じになろうかと思います。

2,能動態で、行動を明確にする。

概要というのは要は「何をするのか」を簡潔に伝える文章ですので少なくとも明確な行動については記載するべきでしょうね。

3,現状の課題とその解決策を簡潔に記載する。

これは「ものづくり補助金」の参考様式で示されている文言で、課題と解決法を簡潔に記載しろ言うようになっています。

具体例

当社は新技術を用いた設備を東京都内工場に導入し、生産効率を30%向上させ、国内市場シェアを20%拡大することを目指します。現状の生産ボトルネックを解消し、納期遅延の削減により顧客満足度を向上させます。

しっかり記載するためのコツですが、情報の簡潔な整理が必要です。

そのためにも5W1Hや「課題」「解決策」「効果」の洗い出しは明確にしておいたほうが良いですね。

3,公表して支障のあるノウハウや知的財産等を含まないようにする。

採択発表時に公開されて、それが営業上の秘密などで他社に出し抜かれたりしたら大変ですし、やはり重要な秘密は伏せておくべきでしょう。取引先の名前なんかは事業計画書に具体的に記載することもありますが、この100文字では書かないほうが無難でしょうね。

良くない例

当社はABC社の協力を得て新技術を用いた自動化システムを東京都内の工場に導入し、2024年度末までに生産効率を30%向上させ、〇〇という新製品の生産数を2倍にします。

上記の問題点は新技術を導入する元の会社と(このくらいなら許容範囲かもしれませんが)、新製品の名称は知的財産にもなる可能性がありますし、削除したほうが無難と言えば無難ですね。

まとめ

上記のことに注意しながら30文字と100文字を記載することで、読み手にも、審査のポイントとしても、そして採択発表時に公表されたとしても良い文章にもなると思います。

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