事業再構築補助金を活用して新たな挑戦を始めた企業の皆さま、実績報告の提出は順調に進んでいますか？補助金の適正な活用を証明するために不可欠なこのプロセスですが、提出書類の不備や期限超過など、よくあるミスが大きなトラブルにつながることもあります。
この記事では、第11回事業再構築補助金の実績報告に必要な手順や注意点を分かりやすく解説します。
事業再構築補助金 第１１回の日程
| 申請項目 | 事業類型 | 成長枠・産業構造転換枠・最低賃金枠・物価高騰対策・再生応援枠 | グリーン成長枠 | 卒業促進枠・大規模賃金引上促進枠 |
|---|---|---|---|---|
| 交付申請 | 申請期限 | 2025/2/26 | 2025/4/28 | 事業計画期間終了の6か月前 |
| 計画変更等承認申請・事故等報告 | 申請期限 | 2025/2/26 | 2025/4/28 | 事業計画期間終了の6か月前 |
| 中止承認申請・廃止承認申請 | 申請期限 | 2025/4/12 | 2025/6/12 | 事業計画期間終了の6か月前 |
| 実績報告 | 申請期限 | 補助事業完了期限日 | 補助事業完了期限日 | 事業計画期間終了 |
補助事業の実施期間は、「交付決定通知書の日付」から開始となり、「補助事業完了期限」までが対象期間となります。この期間より前に支出された経費は補助対象外となりますので、十分にご注意ください。
補助事業を開始する際には、以下の資料を確認して、スムーズな報告準備を進めることをおすすめします：
- 「実績報告書等作成マニュアル」
- 「実績添付資料一覧表」
これらの資料を事前に確認し、各経費項目に必要な書類を把握しておくと、後々の実績報告がスムーズに進みます。
なお、マニュアルや資料は定期的に更新される可能性があるため、最新の内容を必ずチェックしてください。事務局ホームページをこまめに確認することが重要です。
第11回公募 | 実績報告 | 採択された方 | 事業再構築補助金
| 【成長枠、産業構造転換枠、最低賃金枠、 物価高騰対策・回復再生応援枠】 |
交付決定後１２か月以内 （ただし、補助金交付候補者の採択発表日から14か月後の日まで） |
| 【卒業促進枠、大規模賃 金引上促進枠】 | 交付決定日～成長枠・グ リーン成長枠の事業計画期間終了まで |
| 【グリーン成長枠】 | 交付決定後１4か月以内 （ただし、補助金交付候補者の採択発表日から 16か月後の日まで） |
提出期限のルール
補助事業が完了（廃止の承認を受けた場合を含む）した日から起算して以下のいずれか早い日までに、「実績報告書」を提出する必要があります：
- 事業完了日から30日後
- 補助事業完了期限日
この期間を過ぎると、実績報告の受理ができなくなる可能性があるため、事前の準備が非常に重要です。
提出が遅れた場合のリスク
実績報告書が補助事業完了期限日までに提出されない場合、以下のリスクが発生します：
- 補助金が支払われない
- 交付決定取り消しとなる可能性
- 将来の補助金申請に影響が出る可能性
必要な書類
提出する書類には、以下が含まれます：
- 実績報告書（様式第6）
- 実績報告書の別紙（様式第6 別紙1～別紙4）
- 必要書類（各経費項目に応じた証拠書類）
- 領収書、契約書、支払い明細書など
これらの書類をきちんと揃え、事務局に提出してください。
実績報告書の作成手順とポイント
補助事業の実績報告書は、正確で整理された書類を作成する必要があります。以下に、作成の手順や注意点をわかりやすく解説します。
1. 必要な様式ファイルの準備
実績報告に必要なファイルは、交付決定後に電子申請システムからダウンロードできます。以下のファイルを事前に用意しておきましょう：
| ファイル名 | 内容 |
|---|---|
| 様式第6の別紙1及び別紙4.xlsx | 補助事業実績報告書、クラウドサービスの内容報告 |
| 様式第6の別紙2及び別紙3.xlsx | 経費明細表、費目別支出明細書 |
| 様式第7.xlsx | 取得財産管理台帳 |
2. 必要な証拠書類の収集
補助対象経費区分に応じて必要な証拠書類を用意します。具体的な書類の詳細は、最新の「実績添付資料一覧表（令和6年10月 第5版）」を参照してください。
注意：
- 証拠書類の日付は、時系列に整合性が取れていることが必要です。以下の例を参考に、順番を確認しましょう：
- 見積依頼日 ➤ 見積発行日 ➤ 発注日 ➤ 契約日 ➤ 納品日（検収日） ➤ 請求日 ➤ 支払日
- ※契約内容により、着手金や中間金の先払いがある場合は例外となります。
3. 証拠書類の整理
証拠書類を整理し、効率よく提出できる状態にするため、以下の手順を進めます。
① 証拠書類に番号を記入
すべての証拠書類の右上に、経費の区別がわかる番号を手書きまたはデジタルで記入します。
例：
- 建物を2棟建設した場合：「建-1」「建-2」
- 機械を3台導入した場合：「機-1」「機-2」「機-3」
② PDF化とファイル名の統一
番号を記入した証拠書類をPDF化し、以下の命名規則に従ってファイル名を統一します：
- 形式例： R2xxxZxxxxx_建-1_発注書.pdf
- 内容例：
- 発注書 → R2xxxZxxxxx_建-1_発注書.pdf
- 納品書 → R2xxxZxxxxx_建-1_納品書.pdf
4. Jグランツへの添付
作成した証拠書類をまとめ、Jグランツにアップロードする際の手順を解説します：
① 付番ごとにフォルダを整理
右上に記入した番号ごとに書類をまとめ、フォルダ名を以下のように設定します：
- 📁 建-1
- 📁 建-2
② 費目ごとのフォルダを作成
複数の付番がある場合、それらを費目ごとにまとめます：
- 📁 建物費
- 📁 建-1
- 📁 建-2
③ ZIPファイルにまとめてアップロード
すべての費目フォルダを一つにまとめ、ZIPファイル形式で圧縮します。Jグランツの「その他・添付資料欄」にアップロードして提出してください。
注意点とポイント
- マニュアルの最新版を確認する
- 「実績報告書等作成マニュアル」や「実績添付資料一覧表」は更新される場合があります。必ず最新バージョンを確認しましょう。
- 書類の不備を防ぐために二重チェック
- 書類の日付や順序にミスがないか、提出前にもう一度確認してください。
- 期限厳守
- 提出期限を守らない場合、補助金が支払われないリスクがあります。余裕を持った準備を心がけましょう。
第11回事業再構築補助金で採択された事業者の皆さまへ
交付決定を受け、いよいよ補助事業がスタートします。しかし、事業を進める中で、「実績報告」の準備を進めておくことが非常に重要です。報告書の提出が不備なく完了しなければ、せっかく採択された補助金が受け取れない可能性もあります。
実績報告は何が大変？
補助事業の内容により異なりますが、実績報告には以下のような課題があります：
- 添付書類の数が膨大である。
- 書類の整理方法やルール（ファイル名の統一、書類への番号付けなど）が細かい。
- マニュアルや手引きが分かりにくく、時間がかかる。
「実績報告のことを考える余裕がない」という事業者さまにとって、大きな負担となるのが現実です。
こんなときこそ『キタゴウ行政書士事務所』にお任せください！
こんな方におすすめのサービスです：
- 実績報告まで手が回らない。
- 必要な書類や手続きが分からず困っている。
- 手引きを読んでも具体的な内容が理解できない。
- 初めての実績報告で、何から始めていいか分からない。
『キタゴウ行政書士事務所』では、全国対応で実績報告の申請サポートを行っております。お忙しい事業者さまの負担を軽減し、スムーズに補助金を受け取れるよう全力でサポートいたします！
サービス内容
1. 必要書類の案内
補助事業の進捗状況をお伺いし、必要な書類をリストアップしてご案内します。
提出すべき書類やデータ形式、ファイル名のルールなど、詳細を丁寧にお伝えします。
2. 書類の整理とまとめ
お客様から提出いただいた書類を、弊所で整理・整合性を確認します。
書類のPDF化やファイル名の統一などの細かい作業も対応いたします。
3. リアルタイムでのサポート
- チャットワークやメール対応：疑問点や確認事項は随時ご相談いただけます。
- ZOOMでの画面共有：実績報告の申請時はZOOMを活用し、画面を共有しながら操作をサポート。初めての方でも安心して進めていただけます。
料金プラン
- 実績報告申請サポート料金
275,000円～550,000円（税込）
※補助事業の規模や進捗状況により変動する場合があります。詳細はヒアリング後にお見積りいたします。
サービスの流れ
- お問い合わせ・ヒアリング
- 状況をお伺いし、必要なサポート内容を確認します。
- 書類の収集と整理
- 必要書類の収集が完了している場合も、これからの方も対応可能です。
- 実績報告の準備と提出サポート
- 必要書類を整理し、適切な形式でJグランツへアップロード。ZOOMを活用し、リアルタイムで手続きをサポートします。
注意事項
- 実績報告の提出期限が迫っている場合、対応が難しい場合がございます。なるべく早めにご相談ください。
- 書類不備による再提出を防ぐため、細部にわたるチェックを徹底します。
まずはお気軽にご相談を！
実績報告は、補助金を受け取るための最終ステップです。
不安や疑問を抱えたまま進めるよりも、プロに任せて本業に集中しませんか？
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