令和6年度補正 クリエイター・事業者海外展開促進(J-LOX+補助金)概要
本事業は、新たな事業環境を見据え、コンテンツ産業の輸出拡大・海外展開や新市場開拓を促すことを目的としています。
つまり、この事業は、これからのビジネス環境を見据えて、日本のコンテンツ産業がもっと海外に進出できるようにサポートすることを目的としています。
具体的には、コンテンツの輸出を増やしたり、新しい海外市場を開拓するための取り組みを支援する補助金事業です。
事務局はVIPO
VIPOというのは、特定非営利活動法人 映像産業振興機構(Visual Industry Promotion Organization)の略称です。
日本の映像・コンテンツ産業の振興と国際展開を支援するために活動している団体です。
読み方ですが「ヴィーポ」です。ちょっと下唇を噛むのがポイントです。
今年のJ-LOX+のメニュー(2025年4月28日現在)
※今後、追加があるかもしれません。
海外向けのローカライゼーション&プロモーション支援
※公式リンク⇒(https://jloxplusr6.jp/subsidy1/)
概要:映画やアニメ、音楽などの日本発コンテンツを海外向けにローカライズ(現地向けに翻訳や吹き替えなどをすること)したり、プロモーション(宣伝活動)を行う企業に対して、補助金を交付する事業。
海外制作会社による国内ロケ誘致等に係る支援
※公式リンク⇒(https://jloxplusr6.jp/subsidy4/)
概要:海外の映像制作会社が日本でロケ撮影をするように積極的に誘致することで、以下を目指しています。
-
国内の映像制作に関わる人材をもっと活用すること
-
日本の映像産業をさらに発展させること
つまり、「海外の映画やドラマの撮影を日本に呼び込んで、日本の映像業界を盛り上げよう!」という取り組みです。
デジタル技術を用いた先進ビジネスモデル構築支援
※公式リンク⇒(https://jloxplusr6.jp/subsidy5/)
概要:日本発のコンテンツやIPを活用し、デジタル技術を使って新しいビジネスモデルや体験を作る事業を支援する補助金です。
個別ページで解説します!
コンテンツ製作・流通における生産性向上/構造改革・強化に資するシステム開発支援
※公式リンク⇒(https://jloxplusr6.jp/subsidy6/)
概要:
コンテンツ産業における制作・流通プロセス全般に対して、デジタル技術を活用した生産性向上、業務効率化、および流通構造改革・強化を図ることを目的とするシステム開発支援施策です。
対象となるのは、個別コンテンツの制作行為そのものではなく、制作管理、翻訳・ローカライズ支援、流通データ管理、契約・権利処理の効率化といった、制作・流通に付随する業務オペレーション全体の最適化を実現するデジタルソリューションの開発です。
たとえば、
- 制作進行管理システム(スケジュール・タスク管理、進捗可視化)
- 多言語対応の翻訳・字幕自動生成システム
- コンテンツ流通・権利情報管理のデジタルプラットフォーム構築
が想定されているかなと・
なお、本補助金はコンテンツ制作そのものやエンドユーザー向けのプロモーション活動を支援対象とはしておらず、
あくまでも制作・流通の「基盤業務」の高度化・効率化を目的としたシステム開発を補助対象とする点に留意が必要です。
それぞれ、個別ページに解説や公募要領のまとめを作成しておきますね。
現在の直近締切(2025年4月28日現在)
事業 | 直近締切日 | 直近採択発表日 | 備考 |
海外向けのローカライゼーション&プロモーション支援 | ※ジャパンパビリオンに関連するものを除く 2025年5月16日(金)第3回 ※ジャパンパビリオンに関連するもの 9月公募開始(予定) |
※ジャパンパビリオンに関連するものを除く 2025年5月14日(水)第2回 2025年5月28日(水)第3回 ※ジャパンパビリオンに関連するもの 10月(予定) |
原則、隔週金曜日に応募締切
締切時間は締切日当日の17時 |
海外制作会社による国内ロケ誘致等に係る支援 | 第2回
2025年6月6日(17時) |
第1回
2025年6月27日(金) |
全4回実施予定(予算に応じて早めに終了可能性あり) |
デジタル技術を用いた先進ビジネスモデル構築支援 | 第1回 2025年5月15日(17時) |
第1回 2025年6月上旬 |
最大8カ月の事業期間 |
コンテンツ製作・流通における生産性向上/構造改革・強化に資するシステム開発支援 | 第1回 2025年5月21日(17時) |
第1回 2025年6月上旬 |
最大8カ月の事業期間 |